MobileIron

Yahoo! Japan

iOS/Mac/Windows等マルチOSの大量端末の一元管理を目指して ヤフーがMobileIronを選択!

業種: 
テクノロジー
ソリューション: 
セキュアアプリケーション
セキュアウェブアプリ
セキュアなデータ共有とコラボレーション
ADとLDAPの統合
MobileIron Android Management
MobileIron AppConnect
MobileIron Apps@Work
MobileIron Core
MobileIron Docs@Work
MobileIron iOS Management
MobileIron Sentry
MobileIron Web@Work
MobileIron Windows Management
主な利点: 

「従来のMDMで管理できているのがiPhoneのみで、Mac端末のOSバージョン等を把握しきれていない状況でした。将来的にMac端末やWindows端末、検証用のAndroid端末などをEMMで一元管理できる環境を構築したいと考えていました」

佐貫氏

MobileIronが選ばれる理由: 

「世界的に豊富な導入実績があり、使いたい機能が揃っていることやAPIを利用して他社製品と連携させられることなどが魅力でした。また、クラウド型だけでなくオンプレミス型での導入が選択できることもよいと感じました」

内田氏

今後はPCとモバイルが別々に管理されているのはよくないという時代が来ると考えていましたので、AndroidやWindowsも含めて一本化したかったのです

佐貫一洋氏,  ヤフー株式会社 システム統括本部 情報システム本部 社内インフラ部
インフラコンセプト

社内に存在する多種多様な端末の一元管理を目指して従来のMDMを刷新

ヤフー株式会社は、1996年に創業して以来20年にわたってインターネット関連サービスを中心に成長してきた企業だ。検索サイトとしての「Yahoo! JAPAN」は馴染み深いが、インターネットオークションの大流行を引き起こした「Yahoo!オークション(現ヤフオク!)」など関連サービスも多くの人が身近に利用しているものも多い。

はやくから全社員に1人1台のiPhoneを貸与してビジネスに活用してきた同社だが、社内にはiOS端末以外のものも多く存在していた。たとえばコンテンツ開発等を行なう社員の多くがMac OSの搭載された端末を利用しているが、事務的な作業をメインとする場合はWindows端末を利用している。中には1人で複数のPCを保有する人もおり、社内には多彩なOSを搭載した大量の端末が存在するという。

「以前から他社製のMDMを利用した端末管理は行なっていましたが、対象はiPhoneのみでした。社内に検証用として存在する数百台のAndroid端末は対象外でしたし、業務で利用しているMac端末にも対応していません。また、クラウド型のサービスで他社と共用サーバで動いているというのも問題に感じていました」と語るのは、ヤフー株式会社 システム統括本部 情報システム本部 社内インフラ部 の内田和也氏だ。

特に問題となっていたのは、Mac端末の管理だった。ユーザーがOSのバージョンアップを手軽に行えてしまうため、業務で利用しているソフトウェアが新OSに対応できていないうちにアップグレードされてしまうなどトラブルもあった。また、利用しているアプリのバージョンやセキュリティアップデートへの対応状況なども把握したいという考えがあったという。

「今後はPCとモバイルが別々に管理されているのはよくないという時代が来ると考えていましたので、AndroidやWindowsも含めて一本化したかったのです」とヤフー株式会社 システム統括本部 情報システム本部 社内インフラ部の佐貫一洋氏も語る。

社内には6000台のiPhoneがあるほか、3000~4000台のMac OS端末と8000台のWindows端末もある。資産管理システムには登録されていても利用状況までは管理しきれていない端末が大量にある状態だったのだ。この状況を改善すべく、マルチOSに対応したEMMとして選択されたのがMobileIronだった。

豊富な実績と多彩な機能でMobileIronを選択

「2014年に展示会で情報収集をする中、MobileIronに出会いました。特にMac OSのアップデートにゼロデイ対応だというのが魅力でしたね」と語るのは、ヤフー株式会社 システム統括本部 情報システム本部 IT戦略部の濱田和輝氏だ。世界的に豊富な導入実績があったことと、別のシステムでつきあいのあったSIerがMobileIronのパートナーであったこともあり、十分な事前情報が得られたこともあって導入を決定したという。

「MobileIronは世界的に導入実績が多くありましたし、将来的に導入を検討しているBYODに対応していることや、他社製品と連携できるのも大きなポイントでした。従来から利用してきたActiveDirectoryとの連携ができること、認証局の機能を持っていることなども魅力でしたね。
また、クラウド型とオンプレミス型をユーザーが選択できるのも嬉しい所です」と内田氏は選定の理由を語る。

他社とサーバを共有せずに済むこと、自社のタイミングに合わせてシステムのアップデートが行えることからオンプレミス型での導入を2015年夏に決定し、2016年1月から実運用が開始された。

「MobileIronはスムーズに展開できました。日本語マニュアルを提供してもらったり、GUIでは見えない機能をアセンブルで利用する方法を教えてもらったりと、SIerから十分なサポートも受けられたのでありがたかったですね」と内田氏。まずはiPhoneからということで、6000台の端末登録が行なわれたが、MobileIronの認証局を利用した結果非常にスムーズな登録が行えたという。「従来は1営業日程度必要でしたが、MobileIronでは即時対応できます」と実運用も順調に開始できたことが語られた。

シンプルなiPhone管理から利用をスタート

現在利用されている機能は、基本となる端末管理が中心だ。前述の認証局に加えて、新規登録端末へのプロファイル配信等も行なっている。MobileIronの利用方法としてはシンプルなものといえるだろう。当初目的であったMac端末の管理などは今後順次対応する予定で、まずはこれまでのiPhone向けの他社製MDMを乗換えたという形だ。

「利用してみて、いい意味でシンプルだと感じています。必要な情報がすべてダッシュボードに表示されますし、設定も一般的に必要なものは揃っています。SIerのサポートもあり、社内でオペレーターの育成がスムーズに行えました」と語る佐貫氏は「利用開始時にあらためて社内の端末数を把握しなおせたのもよい効果だったと思います」と言う。

現在はiPhoneのOSアップデート等はユーザーに任せているが、古いバージョンを使い続けているものや業務に利用するアプリがインストールされていないものには、プッシュで通知を行なっているという。「これまではアプリインストール用のURLショートカットを送付するだけでしたが、MobileIronでは条件を設定してのプッシュ通知が非常に簡単に行えます」と内田氏は日常の管理業務が簡便になったことも評価した。

ライセンスは基本的にEMM SilverとEMM Goldを選択するなど用途によって使い分けている。今後も利用する機能に合わせてライセンスの使い分けは行なわれる予定だ。

「比較検討時に、MobileIronはやりたいことができることがとても魅力でした。他社製品よりも標準で用意されている機能が豊富でしたし、APIやアセンブルで利用できる機能も多くあります。とても柔軟で、これほど柔軟なものは他にないのではないかと感じています」と佐貫氏が語るように、今後はAPIを利用して社内のシステムと連携した利用も行なおうとしている。

その第一弾が、当初目的でもあったMac OS搭載端末への対応だ。社内の資産管理システムとAPIを通じて連携させ、端末管理の一元化に向けて動き出すのは2016年夏頃を予定しているという。

「APIが用意されているのはありがたいですね。社内での開発も行ないやすくて助かっています」と濱田氏。最初にMac OS搭載端末への対応を行なった後、可能ならばAndroid端末やWindows端末についても対応を広げて行きたいという考えだ。

また、Windows端末については、Windows 10への対応という課題もある。こちらもMobileIronの機能で対応がどこまで行えるか検証を進めて行く予定だ。

「すでに新しいCPUがWindows 7のサポートを打ち切ることがわかっていますから、Windows 10には社内でも近いうちに切り替わって行くと考えられます。しかしそれ以上にBYODへの対応という意味で検証が必要です」と佐貫氏。ユーザーからBYODへの要望は強くあるが、対応するためには持ち込まれる可能性のあるOSが管理できる体制がなくてはならない。そのために必要なのがWindows 10対応だ。

「少し時間がかかるかもしれませんが、1~2年中にはWindows 10への対応も行ない、BYODができる環境が整えられればいいと考えています」と内田氏。これから進化して行こうとするヤフーの端末管理を、MobileIronが強力に支えて行くことになりそうだ。