MobileIron

株式会社デンソー

MobileIronのEMMプラットフォームでワークスタイル変革を実現!BYOD利用の採用とMobileIronでの管理により 従業員の業務効率が大幅に向上

業種: 
製造
ソリューション: 
セキュアBYOD
セキュアEmail
MobileIron AppConnect
MobileIron Apps@Work
MobileIron Docs@Work
MobileIron iOS Management
MobileIron Web@Work
主な利点: 

「Web@Workを利用して決裁システム を外出先からも利用できるようになった ことで、部門長の出張中は数日待ってい た決裁が迅速に行なわれるようになっ た。社内でも意思決定の迅速化が実感 されている。また、事務処理のためにオ フィスへ立ち寄ることなく直行直帰がで きるようになったことで残業代も削減で きた」

東郷 氏

MobileIronが選ばれる理由: 

「パスワードのミス回 数に応じての ロックなど基本的なセキュリティ機能 を備えつつ、メール添付ファイルの暗号 化ができるのがMobileIronの魅力 だった。またMobileIronはMDM機能 だけでなく、アプリケーションのコンテナ 化やコンテンツ管理機能もサポートする EMMアーキテクチャーを提供している ので、将来的に他のアプリを使うことに なっても柔軟 に対応できるところも ポイントでした。」

中根 氏

Web@Workを利用して決裁システム を外出先からも利用できるようになった ことで、部門長の出張中は数日待ってい た決裁が迅速に行なわれるようになっ た。

東郷 圭一郎 氏,  情報企画部、IT基盤推進室 情報セキュリティ企画課長

場所と時間を限定しない働き方のためにスマートデバイスを導入

株式会社デンソーは愛知県刈谷市に本社を置く、部品メーカーである。1949年トヨタ自動車から 分離独立し、日本電装株式会社を設立(1996年、社名を株式会社デンソーに変更)。カーエアコン やラジエーターなどの熱機器、エンジン駆動系部品や制御システムなどのパワートレイン、制御コン ピュータ、モータなど自動車関連機器事業だけでなく、ヒートポンプや家庭用エネルギーマネジメントシ ステムなどの生活関連機器なども手がけている。トヨタ自動車をはじめ世界の主な自動車メーカー に各種部品を供給し、エアコンなど世界ナンバーワンシェア製品を擁する、世界トップレベルの グローバル部品サプライヤーである。グループ企業は国内外に百数十社を数える。

そのデンソーが近年取り組んでいるのが、ワークスタイルの変革だ。人事部門と情報システム部門 が両輪となって行なう取り組みの一貫として、スマートデバイスの業務活用が進められている。どの ような経緯でスマートデバイスの活用が決定され、どういった手法で安全性を確保しながら利用して いるのかについて、プロジェクトのリーダーであるデンソー 情報企画部 IT基盤推進室長の小林公英 氏と、情報セキュリティを担当する情報企画部 IT基盤推進室 情報セキュリティ企画課長の東郷圭 一郎氏、情報収集や技術面での仕組みづくりを担当した情報企画部 IT基盤推進室 情報セキュリ ティ企画課 担当係長の中根徹裕氏、運用を担当するデンソーITソリューションズ ITサービス部 運 用サービス室の丹羽陽一郎氏に伺った。

「場所と時間を限定しない働き方への転換を考えた時、外出先からのメールチェックやスケジュール 確認は必須であり、モバイル端末からも行えるようにすることで業務のスピードアップができると 考えました。それによって国際競争力も強化するというのが狙いです」と小林氏は語る。

以前からリモートアクセスによるメールチェックは行なっており、そのシステムを運用していたのが 今回のメンバーでもあるという。社内のシステムや需要、課題については十分理解した上でスタート したのが、700人程度が参加するテスト利用だった「。経営層から現場までを含めて、協力者を募って テストを実施したところ、実に6~7割から意思決定の迅速化など効果を感じるという結果が得られ ました。積極的に参加してくれたメンバーだけに、十分活用した上での意見が得られました」と小林氏。 この結果を受けて、全社的な導入が開始された。

BYOD 導入、セキュリティ対策としてメール添付ファイルの暗号化もできる「MobileIron」を選択

テスト利用の段階では、誓約書を交わしての運用でシステム的なセキュリティは特に強化していな かった。これは自ら手を挙げて参加した、意欲溢れるユーザーだけが参加しているテストだからこそ できる信頼に基づく運用だ。全社的に導入するにあたっては、十分なセキュリティ対策が必要となる。

「従来からコスト削減のために必要な人に支給していた携帯電話の台数を減らしてきました。またユー ザーからも自分のタイミングで機種変更がしたい、支給端末と個人端末の2台持ちは面倒だという 声も多くあり、スマートデバイスに関しては基本的にBYODで考えていました」と小林氏。

本格導入にあたって選択されたのは、iOS端末に限って許可するという絞り込みと、MobileIronの 採用だった。すでにLotus Notesを利用しており、Lotus Notes Travelerで基本的なモバイル端末 管理はできている状態で、なぜMobileIronが選択されたのだろうか。

「リモートワイプやパスワードのミス回数でロックをするというような対応はLotus Notes Traveler で行えますが、絶対に必要な添付ファイルの暗号化ができませんでした。またMobileIronが十分な 導入実績を持っており、サポートにも期待できると感じたことが決め手になりました。さらに MobileIronはMDM機能だけでなく、アプリケーションのコンテナ化やコンテンツ管理機能も サポートするEMMアーキテクチャーを提供しているので、将来的に他のアプリを使うことになって も柔軟に対応できるところもポイントでした。」と中根氏は選定の経緯について語る。

過失による端末紛失、利用状況の監視および検知、公私混同の防止、外部攻撃に備えた暗号化と いう、デンソーが必要としていた機能を全て備えていたことがMobileIron選定のポイントになった。

ワークフローへのアクセスやCIFS活用も見据えて活用

MobileIronはメール添付ファイルの暗号化や端末管理といった基本機能だけが利用されている わけではない。今後はチャット機能としてIBM Sametimeを利用するためにAppConnectでコン テナ化してから配信するといった使い方も予定している。またすでに利用されているセキュアブラ ウザ「Web@Work」は、前述の意思決定の迅速化を生み出した立役者的な機能でもある。

「ブラウザから利用する社内システムなのですが、セキュアに社内システムにアクセスできること と、従業員がデバイスを無くした際にもアプリをリモートでワイプできることが理由で、セキュリ ティ的に安全なWeb@Workを採用しました。おかげで外出先でも部門長決裁などが行えるよう になり、意思決定の迅速化という効果を得ることができました。従来は出張の戻りを数日待って いたものが、すぐに見てもらえるようになったのです。また、そうした業務のためにオフィスに出張や 外出の折にオフィスに立ち寄るという無駄がなくなり、残業代の削減にもつながったと聞いて います」と東郷氏は導入効果を語る。

 

デンソーではブラウザから業務システムを利用する形を採用しているが、社内においては十分な サポートができるブラウザに利用を限定していた。しかしモバイルでは順次OSのアップデートを 行なうため、そうした対応は難しい。特にBYODを採用したため、常に最新のOSやアプリに対応 しなければならない。

「非常に迅速な対応が求められるため、どうしても細かいトラブルは起ります。しかしそうした時 に、すぐに対応してくれましたし、最新の情報も提供してくれました。対応には満足しています」と語 るのは、丹羽氏だ。現場の環境に合わせて変わり続けなければならないモバイルシステムにおいて、十 分に迅速な対応ができていると評価されている。

 

今後、モバイル活用はさらに推し進められる予定だ。すでにLotus  Notesで利用していたLDAPを 利用してユーザーのグループ分けを行ない、利用範囲が拡大した時には適切な区分を即座に行 えるよう準備が整えられている。また、利用拡大に向けた社内システムの刷新にも着手していると いう「今後はワークフローなども利用したいですし、CIFSの利用なども視野に入れています。システム 刷新後は、いろいろな機能を積極的に利用していきたいですね」と小林氏。

さらに将来的には、サポートOSの種類も増やしていきたいという意向もある。PCのBYOD化や、 工場のような場で使う安価な端末としてAndroid搭載端末の採用なども検討課題になるという。

「従来のメールとセキュアブラウザに加えて、今後は様々なアプリケーションをコンテナ化してモバ イルからセキュアに社内システムにアクセスできるようにしたいです。マルチOS対応のMobileIron のEMMプラットフォームであれば可能だと思いますので、今後も積極的に活用してさらに社員の 業務効率を高めていきたいですね」と小林氏は期待を語った。